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欧州のパンダハガー(独仏英)が中国警戒に急傾斜・・・ハイテク企業の買収され放題をこのまま放置してよいのか

今回は久し振りに、宮崎正弘氏のメルマガからの転載である。
やっと、欧州諸国も中国の野望に気づいてきたのであろうか?少し遅すぎると思うのだが・・・
中国の野望に気が付けば、自ずと警戒心が生まれる。欧州の中国投資が減少すれば、中国の経済破綻が近づくのである。
それに加えてトランプ氏がどの様な中国政策をするのか?日本企業も法律の縛りがあるとは言え、一日も早く中国から撤退するべきである。ついでに、韓国からも撤退しなければ、戦争に巻き込まれてしまうであろう。


「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成28年(2016)11月14日(月曜日)
         通算第5087号
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 欧州のパンダハガー(独仏英)が中国警戒に急傾斜
  ハイテク企業の買収され放題をこのまま放置してよいのか
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 英国政府筋はチャイナバッシングの開始を示唆している。
 欧州はこれまでパンダハガーとして、やみくもに中国とのビジネスを拡大してきた。そのためにもAIIBにも率先して加盟した。

 しかし買収されやすく、他方で欧州企業の中国企業買収には高い壁がある。見えない条件があって、うまく行かないという不満が拡がっていた。
 ロンドンの豪華住宅地やマンションの不動産価格は中国の爆買いによってつり上がり、庶民から不満が突出し始めた。

 中国と異常なほどとの「蜜月」を享受してきたドイツ政府も、EU加盟国に「不公平な中国からの投資を警戒するよう」に呼びかけた。
EU全域には中国の企業買収などの過激な投資進出に不快感が拡がっていたが、中国贔屓と見られたドイツでも、とうとう中国への堪忍袋の緒が切れた。メルケルの中国傾斜路線に黄信号が灯ったのだ。

 直接の理由は中国の国家安全保障に直結するハイテク技術やロボット企業を片っ端から買収し始めたことへの不安からである。

 シグマ・ガブリエル独副首相は中国と香港を五日間に亘って訪問したのち、「EUは中国のIT企業や最先端技術の企業買収を許可してきたが、われわれEUのメンバーが中国の企業や思案買収は対等ではなく不公平である」と不満をぶち挙げた。「中国の通商関係を切る意思はさらさらないが」としてミカエル・クラウス駐中国独大使も発言を補強する。

発端は中国福建省の投資ファンド「福建芯片投資集団」という謎の集団が、独企業「アイクストロン」の買収案件に、一度は許可したもののドイツ政府は「再審査が必要だ」として10月24日にストップをかけた。中国はすぐさま抗議した。
高性能のITチップ製造するアイクストロン社を中国が6億7000万ユーロで敵対的買収をかけてことで懸念の声に火を付けた。

すでにドイツの産業ロボット企業クーカは中国の美的集団(家電大手)に45億ユーロで買収されてしまった。(日本のファナックや日電、川重、マザックなどロボット企業は要注意である)。
中国の狙いは説明の必要がないほどに明らかで、軍事目的であり、軍事ロボットの生産技術とそのノウハウ取得が隠れた目標である。


▼中国のハイテク企業買収の最終目的は軍事技術の取得にほかならない。

一方で中国は六中全会であらたに「サイバーセキュリティ法案」を可決成立させたが、これは事実上、EU諸国ならびに日米のIT企業が中国で展開するに当たって、機密とされる暗合を開示しない限り、中国でのビジネス展開が出来ないことへの焦り、怒りでもある。

もっとも積極的な対中進出をドイツとともにしてきたフランスも、こうした技術保護主義が台頭してきた。
ポルトガルやギリシアはむしろ積極的に中国の直接投資を歓迎しているのも、国家安全保障に直結する買収案件がほかの国に比べて少ないからである。

史上空前の440億ドル(4兆5000億円)でスイスの農業企業シンジェンタを中国が買収した案件も、審査と諸手続が円滑化しておらず、2016年中の成立が困難となった(フィナンシャルタイムズ、10月27日)。

すでに米国は中国の華為技術を中興通訊のコンピュータ、付帯設備などの使用を禁止している。連邦政府ならびに公立機関に通達を出し、スパイウィルスが組み込まれている恐れがあるとして購入、使用を禁止したのである。
(以上)下線は狐狸庵です



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