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【米国】マッドドッグ:マティス国防長官を上院が承認。IS殲滅作戦ではロシアの協力が不可欠。

久しぶりに宮崎正弘氏のメルマガからです。

 
マティス国防長官を上院が承認。「暴れん坊」がペンタゴンに乗り込む
  IS殲滅作戦ではロシアの協力が不可欠。中国の脅威への対策は後回しか?
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 トランプが指名したマティス国防長官の上院公聴会での承認が成立した(1月13日)。現役を退いてから七年はペンタゴンの首座にはなれないとう規制があるが、「例外」措置が追認され、マティス国防長官が正式に誕生する。

 「シビリアン」を重視する米国は、レーガンがワインバーガーを、JFKがマクナマラを、ブッシュジュニアがラムスフェルトを撰んだように、退役したばかりの軍人OBが指名されるケースは稀だった。

 トランプは指名のおり、マティスを「マッドドッグ」と言った。これは「狂犬」と訳するより「暴れん坊」という意味である。
マティスはどの軍人より読書家であり、マキャベリから孫子までも愛読し、蔵書が5000冊とも言われている。独身である。

 マティスの持論はアフガニスタン、イラク戦争で実際に軍事作戦の指揮を執り、その適切な指揮、果敢な判断、その勇気を軍人の多くから尊敬をあつめてきた体験から生み出されたもので、「当面の敵はISである。このIS殲滅のためにはロシアの協力関係が必要である」としてきた。
まさにマキャベリズムを地でいっている。

 議会とりわけ共和党主流派は、ロシアを敵として位置づけているため、マティスは議会証言では「ロシアが基本的に敵であることに変わりはない」と発言している。
 頑迷にロシアを敵視するジョン・マケイン上院議員等を得心させるために、指名公聴会用の発言と思われる。

 本心を語らなかったのは国務長官に指名されたティラーソンもそうだ。
親露派の姿勢を鋭く衝かれるや、かれは「当面、ロシアが敵であることに変わりはない」として、むしろ議会人を安心させることに重点をおいた発言を繰り返すのだった。


 ▼「ひとつの中国に縛られない」「当面はロシア制裁を解除しない」

 さて、ホワイトハウス入りの前に、ワシントンを震源地とする超弩級の政治地震が世界を襲っている。
地殻変動、国際政治のプレートが移動する可能性がある。

 トランプ次期米大統領はウォール・ストリート・ジャーナル(1月13日、電子版)とのインタビューで、中国とロシアに対して、通商や外交面での「譲歩」を促している。ただし、ロシアに対しては「当面、制裁は解除しない」として、プーチンからの信号待ちという状態である。

 中国への姿勢は一貫して強硬である。
「もし、応じない場合は、中国に対しては『一つの中国』という米国の外交基本さえ含めた協議を始める」と発言した。中国はただちに反論し、陸報道官は「ひとつの中国政策は交渉の余地がない議題であり、中国外交の核心である」と述べた。

 ただしトランプは、「45%の関税」に関しては「検討をはじめる」と大幅に過去の発言を後退させ、「中国は為替操作国である」という認定問題に関しても「ただちに認定する」とは言わなくなった。

 中国はまだ様子見で弱々しい反応しか見せていないが、どれほど本気なのかを見極めようとしているのである。
1月17日にダボス入りする習近平が、いかなる演説をするかに、世界のマスコミの焦点が移っている。

 南シナ海に関して中国は米海軍の無人潜水艇を捕獲したが、すぐ返却するなど、現場の暴走も目立つ。
そのうえ、空母「遼寧」を台湾海峡をぐるりと一周させるなど軍事的威嚇を強めたが、「もし米軍が出てくるなら対抗する」と人民日報系のタブロイド紙『環球時報』に書かせている程度である。

 南シナ海で米国が軍事行動にでるとは想定しにくいものの、『暴言老人』と『暴れん坊』がこれからのアメリカを牽引するのだ。


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