記事一覧

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

 ローマ法王庁、中国との関係改善に最終決着か? 地区の「司教の任命権」と「台湾」が最後の難題だが

宮崎正弘氏のメルマガより

 ローマ法王庁、中国との関係改善に最終決着か
  地区の「司教の任命権」と「台湾」が最後の難題だが
****************************************

ローマ法王のフランシスコは2013年にカソリックの最高位に就いて以来、中国への関心をたびたび表明してきた。
 緩慢に見える動きだが、着々とその準備が進んでいる。残る問題は地区の司教任命権をどうするかという複雑な問題と、台湾をどう扱うかである。

 2014年8月の韓国訪問時、フランシスコ法王は「中国との関係改善に努める」と発言し、同年12月にはローマを訪問中だったダライ・ラマ猊下との会見を拒否した。
この余波は世界に及び、南アはダライ・ラマ法王へのヴィザ発給を断るほどだった。

 中国側の動きは、これまで司教の任命をローマ法王庁と一切の相談なく、中国が勝手に指名してきたが、2015年10月に、河南省安陽の司教の任命に関して双方が承認し合うという歩み寄りがあった。

 フランシスコ法王は、「中国が台頭する環境では平和が課題であり、恐怖はよき助言者ではない」としている。
そしてこう続けた。「自己防衛のために攻撃的な意思疎通になれば、戦争になる。真の平和の均衡は、対話によって実現する」と。

 2016年に訪米した折は、トランプ候補に対して「彼はキリスト教徒ではない」と政治的に踏み込んだ発言をなし、さらにはキューバへ飛んで、東方正教会の大司教と、キリスト教の東西分裂以来はじめての会話をおこなった。

 バチカン(ローマ法王庁)は中国と外交関係を持たず、台湾と公式な外交関係があるが、就任以来、フランシスコ法王は、訪中に大きな関心を抱いており、中国でキリスト教を布教した宣教師マテオ・リッチの例を持ち出して、「中国は偉大な国だ。リッチの経験は中国との対話が必要だと教えている」、「中国は尽きぬ知恵を備えた偉大な文明」とほめあげたり、忙しい。


 ▼精神の空白にある中国は、カソリックの空白地帯でもある

ローマ法王庁の狙いは明らかである。「精神の空白」にある中国で、カソリックもまた、60年の空白状態だった。
中国共産党の傀儡でしかない「中国天主教愛国会」が中国に於ける正統なカソリックだと僭称し、地区の司教を任命してきたが、ローマ法王庁は、これまでことごとく、その任命を承認してこなかった。

13億人の「大マーケット」として中国を位置づけ、中国に乗り出そうというのがローマ法王の野心である。
しかし中国では地下教会が無数にあり、表にある共産党御用達の教会には足を運ばない。かれらはローマ法王庁の動きにどう反応するだろうか?

事態を憂慮した蔡英文台湾総統は2017年1月20日にローマ法王に書簡を送っている。
(以上)



宜しかったら、クリックを!


にほんブログ村 哲学・思想ブログ サンクチュアリ教会へ
にほんブログ村 
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

2000green

Author:2000green
FC2ブログへようこそ!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。