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中国経済: 中国最大財閥・王健林率いる万達集団、いよいよ経営危機

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)12月29日(金曜日)
        通巻第5560号
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 中国最大財閥・王健林率いる万達集団、いよいよ経営危機
  万達科学技術(子会社)の従業員95%をいきなり解雇へ
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中国最大財閥・王健林率いる万達集団が、いよいよ経営危機に陥った様相である。
夏頃から危機が囁かれていたが、投資家が「危ない」と感得したのは、プライベート・ジェットで、王健林がロンドンへ向かおうとして、空港で足止めされた事件が報じられて以降である。

保有する映画館チェーンと娯楽施設、ホテルチェーンなどを売却しはじめ、回転資金を捻出した。
秋になって香港へ現れた王健林は秘密行動に徹したが、「博訊新聞網」などは、香港で共産党有力者の子弟、親戚が経営する面妖な企業が山のようにあり、海外資産の処分などを協議したのではないか、なぜなら直前に肖建華が滞在中の香港のホテルで拉致された事件が発覚し、当局が必死で、これら新興財閥の海外資金流出を警戒していた時期と重なるからだ。

タイミングが符合する。肖建華は、香港を拠点に、NYへ逃亡した郭文貴らと組んでインサイダー取引をコントロールし、太子党関連の資産運用に関わった。現在、北京で勾留中の人物で、王健林も習近平の姉たち(香港で不動産企業などを経営)と深い絆があったことは知れれている。

さて万達集団の有利子負債およそ13兆円(孫正義とほぼ同額、ダイエーも有利子債務が12兆円前後だった)、このため七月に、保有した77のホテル、13の娯楽施設を急遽、売却し、当座の銀行返済(およそ638億元=1兆円強)に充当した(博訊新聞網、2017年12月29日)。
保有財産の処分、売却が済めば、次は企業規模の圧縮が時間の問題とされた。

事情通によれば、万達集団の子会社「万達科学技術」(未上場)の従業員を6000名から300名に削減するとし、11月末から解雇に踏み切った。突然の解雇を通告され、退職金が給与の弐ヶ月。5%の社員が残るものの、これではテクノロジー開発など出来るわけもなく、いずれ整理に踏み切るだろう。

 習近平の「中国の夢」は一帯一路の挫折で「悪夢」と化しつつあり、王健林の描いた壮大な夢は「邯鄲の夢」で幕引きとなりそう。
以上




狐狸庵の一言


宮崎正弘氏の情報収集力、分析力は群を抜いていると私は理解しています。
中国が「一帯一路」を世界に発表した時、その直後に「一帯一路の挫折・失敗」を発表したのは宮崎正弘氏でした。
余りにも判断が早過ぎないかと疑念を持ちましたが、私も宮崎氏の論文を読み、分析して「一帯一路の挫折・失敗」を確信しました。そして、直ぐに首相官邸に宮崎正弘氏の「一帯一路」批判の論文を送りました。
その後の「中国の一帯一路」は宮崎氏の予言したように崩壊に向かっています。
日本の安全保障を脅かすものは、中国の軍事力です。その軍事力を支えるものは勿論、金です。
ですから、中国に投資しないことが最善です。では、何の力も発言力もない私たちが出来る事は何でしょうか?
中国製品を絶対に買わない事です。そして、その危険性を友人、知人に知らせる事です。




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