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尻ぬぐいは誰に?習近平vs李克強…中国経済失政、最高指導部内に渦巻く批判と牽制

中国の経済崩壊が叫ばれて久しいが、じわじわと侵食しているようだ。少しぐらいの経済運営の失敗であれば、党幹部もあまり気にも留めず見逃すであろうが、党幹部の権力闘争にまで発展し、その失敗の責任を相手に押し付けてまで権力を守ろうとするのであれば、やはり、経済崩壊がかなり進み、崩壊が近いと見るのは自然であろう。
経済自滅するのか、それともジョージ・ソロスが崩壊の手助けをするのか楽しみである。ただ、日本がとばっちりを被るのは勘弁してもらいたい。しかし、そうは上手く行かないであろう。自分が滅ぶ時は人を巻き込むのが中国の常道である。
最低、日本は経済的打撃を被る。悪くすれば、戦争に巻き込まれるであろう。70数を越えれるか否か。

以下、産経新聞からの転載です。

 景気低迷が加速する中国で最高指導部内の権力争いが激化しているもようだ。政府高官や「権威筋」とされる幹部が、このところ互いに経済政策の失政を批判したり、牽制(けんせい)したりする発言が相次いでおり、混乱に拍車がかかっている。発言を分析する日本の専門家は、景気低迷が誘発した最高指導部内の権力争いが「相当のレベルまで激化している」と注目している。

権力争いの兆しか

 シンクタンク「日本総合研究所」理事、呉軍華氏によると、5月9日、共産党中央の機関紙・人民日報の一面に「第1四半期が終わって経済の流れを聞く:権威筋が中国経済を語る」と題する特別インタビュー記事が掲載され、国内外の大きな関心を集めた。

 インタビューでは、中国の「権威筋」の発言として「今後の中国経済がV字型の回復はもとよりU字型に回復する可能性もなく、L字型の流れをたどる」と断言したというのだ。

 呉氏は「話の内容や語り方などを分析する限り、権威筋は習近平国家主席の側近、ないしは習国家主席本人である可能性が高いとみられている」と指摘。景気低迷などを背景に、「指導部内の権力争いが激化している兆しをみせている」とする。

発言の背景は

 呉氏が権力争いとみる根拠は何か-。

 中国は景気が減速し続けているが、今年第1四半期の主要経済指標の発表を受け、底割れリスクは低くなっているとの見方もなくはない。

 そうした中、インタビューは一般的に、中国経済の現状と先行きに対して最高指導者が的確に判断し、いかなる問題にも対処していく決意を国内外に表明することで中国経済に対する懸念を払拭(ふっしょく)したい狙いもあるとみられていた。

 しかし、呉氏は「それよりも、むしろインタビューは習国家主席と李克強首相の間で展開されている権力争いと密接に絡んでいる」と言い切る。

 その理由を「インタビューで、権威筋が直接的にも間接的にも中国経済の現状に対する李首相の判断と、李首相を中心とする国務院のこれまでの経済政策を批判していたようにみえる」と説明する。

 ちなみに、李首相は中国経済の景気が減速していることを認めてはいるが、なおも合理的なレベルを保っていると主張する。

 こうした主張も念頭に置いてか、インタビューでは権威筋が「金融緩和で経済成長の加速を促し、負債比率を下げるという幻想を完全に捨て去る必要がある」と訴え、金融緩和で株式市場と不動産市場の活性化を柱に成長を支えようとしてきたこれまでの経済政策を批判した。

偶然ではない“応酬”

 一方、インタビュー記事の刊行と同じ日に、国営通信の新華社は、行政規制の緩和に関するテレビ会議での李首相の談話の要旨を流した。

 談話の中で李首相は「中国経済の減速に対して、我々はこれまでにむやみに景気刺激策を導入するのではなく改革で対処してきた」と強調した。

 同じ日に権威筋のインタビュー記事と李首相の談話が流されたことについて、呉氏は「決して偶然ではなく、その内容をみると両者の間で対立の構図が一層はっきりと見て取れる」と注目する。

 中国では、経済政策は伝統的に国務院総理の所管。しかし、過去数年来の権力の集中に伴い、習国家主席は経済政策を立案し、決定する共産党内の組織の長も兼任した。

 そのため、これまでの経済政策に大きなミスがあったとしても、その責任を全部、李首相に帰するには無理があるといえる。

 呉氏は「それにもかかわらず、あえてインタビューが刊行されたのには、きっと経済と関係ない別の意図がある。最高指導部内での権力の争いが相当のレベルまで激化している」と推測する。


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