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もっとも怪しげなクリントン陣営の資金  中国からも間接的に。

宮崎正弘氏のアメリカ大統領選取材の続編である。
共和党はトランプ氏、民主党はヒラリーに決定した。この二人に対抗して、第3の候補が出るのか?これからが本番である。

 

 アメリカの選挙は、日本とやや異なってPAC(政治資金集金委員会)が集め、個人の上限が4600ドルとか、企業献金は州によって法令がまちまちだが、原則的には禁止されている。
 さらに業界の圧力団体、ロビィストが絡み合い、複雑な政治資金コネクションが構築されてきた。あまりに細かい規則なので最近はスーパーPACが許可された。

 ▼外国からの献金は違法になる。


 現在、FBIと司法省が捜査を進めているのはバージニア州知事のマクオライフだ。
彼は中国の丹東港湾集団の王文良から、非合法と判断されかねない献金を受け取っていたためアメリカのジャーナリズムでは大問題となっている。
 丹東港湾集団は、中国遼寧省と北朝鮮との国境の町に拠点をおき、主に米国からの穀物輸入で躍進してきた企業だ。
米国内はアーカンソー州、ノウスカロライナ州、そしてバージニア州にビジネス拠点があり、ミシシッピー河の輸出拠点として港湾の買収にも動いた。

 この集団を率いる王文良は米カロライナ大学で博士号。2013年から全人代のメンバーでもあり、海外の中国大使館建設でも多くの工事を請け負い、米国ではロビィストのマクガイア・コンサルティングに150万ドルを支払って従業員のヴィザ供与へ圧力をくわえて貰ったりしている。
 とくに民主党への献金が顕著で、取引条件は労働者へのヴィザ発給のスピーとアップとグループヴィザ発行への便宜供与だ(ニューヨークタイムズ、5月25日)。

 マクオライフ知事は2013年の選挙キャンペーンで12万ドルの献金を同社から受け取ったが、同社社長の王文良が「歴とした中国人」であるため、法律違反の疑いがもたれた(バージニア州では企業献金は合法)。

このマクオライフ知事はクリントンへの最大の献金をした実績を誇り、また5月20日にはバージニア州にで「ひとり5000ドル」の献金パーティをクリントン候補のために開催したほどの熱の入れようだ。
もしクリントン政権誕生となれば閣僚入りするのか、と噂された。


 ▼選挙資金は借金として残る

 ヒラリーは2008年の大統領選挙で多大な借金を残し、国務長官をやめる2012年にようやく残額の支払いを終えた。
 2016年五月末で、共和、民主を問わず、候補に名乗り出て、予備選レースにでた人々の選挙管理委員会への届け出に拠れば、合計540万ドルの借財が記載されているという。

 まっさきに予備選を離脱し、すぐにトランプ支持にまわったのはクリス・クリスティ(ニュージャージー州知事)だった。彼は選挙運動の借金が38万ドル余あった。トランプは彼のPACに献金した。
 トランプが鳴り物入りで開業した「トランプ・タジマハール・カジノ」は改修費だけでも10億ドル、アトランティックシティはニュージャージー州にあり、今「アメリカの夕張市」として破産が秒読みとなっている貧困都市。トランプのカジノはとうに会社更生法を申請し、ホテルは閉鎖されたままである。

 トランプ政権誕生の折はひょっとして副大統領ともいわれるニュート・キングリッチは460万ドルの借財を抱えている。2012年大統領選挙予備選での政治資金の未払い金である。

 スコット・ウォーカー(ウィスコンシン州知事)は、予備選から早々と撤退したが90万ドル弱の借金が残り、いま10ドル、20ドルの個人献金を支持者に呼びかけている。

 保守本流のマルコ・ルビオは3月15日に予備選から撤退したが、当時200万ドルの資金不足だったと言われる。予備選の最後まで闘ったテッド・クル-ズとケーッシク知事は借金ゼロと報告された。

 ところがビリオネアのトランプは六月になって初めて資金集めキャンペーンを開始するほどの余裕だった。個人資産を100万ドル程度投入しただけで済んだのは、第一にテレビのニュース種を自らが作り出すという天才的タレント性にある。

 ほどんと毎日のテレビニュースにトランプは記者の質問をまともに答えず、するどく違う話題を衝いてみせるのだ。
たとえば「ヒラリーの親友だったバンスはどうなったか、覚えているかい?」とか、即妙の攻撃性をみせ、ヒラリーを日々守勢に回らせる技術!

 記者会見が派手であればあるほどに、かれはテレビコマーシャルを打つ必要がなく、その上、最初17名の共和党候補が出そろったときに、トランプがもっとも「有名人」だった。
テレビ番組を通じてかれはポピュリズムを自ら演出するコツを知っていた。

 ついでトランプの才能はエバンジュルカル最大のファルウェル師から一月にはやばやと支持を取り付けていたことである。
 ファルウェルは先代の父親がテレビ伝道師のトップだったあとを引き継ぎ、その拠点であるリバティ大学にトランプを呼んで、アレーナを埋めた二万の群衆を前にスピーチをさせている。
同性愛、離婚、モラルの問題でエバンジュリカルとは意見を異にするトランプをなぜファルウェルが早々とエンドースしたのか。それは個人的な彼がトランプと馬が合うからだった。

 その結果、トランプは陣営に多くのボランティアをかき集めることができた。全米いたるところに末端組織がないと、地域集会の動員、後方支援、広報、舞台裏の運営、演出、前座などの段取りが出来るわけではない。
 各地の組織は、トランプがエバンジュリカルの組織に便乗できたから可能だったのである。


 ▼クリントンのもう一つの暗い影

 ヒラリー・クリントンは高飛車な、上からの目線がよく批判されるが、これは彼女生来のもので、生意気という印象が強い。そのうえ、FBIのベンガジゲート事件に関しての事情聴衆が予定されており、選挙戦に不利な要素が次々とでてくる。
そのうえサンダースには日々追い上げられ、予備選での勝利はプエルトリコ、グアム、そしてバージン諸島というったミニ選挙区だけという寂しさ!

 事件は1993年のことだった。
 夫のビルの当選、ホワイトハウス入りで、ファーストレディでしかない彼女は、政治に口を挟みヘルスケアで委員会をつくるなど、則(のり)を超えた活動を始めた。

 1993年一月の政権が発足すると、ビル・クリントン大統領が任命したホワイトハスの副顧問がバンス・フォスターだった。
ところがフォスターは謎のピストル自殺をとげ、当時マスコミを賑わせたが、いまは忘れられた事件である。1993年7月20日のことだった。トランプが虚を突いて、このことを言い出したのだ。

 ワシントンタイムズ(6月1日)によれば、ホワイトハウスでのミーティングでヒラリーの政策提言に反対したフォスターを面罵し、口汚く罵り、人格さえ否定するような、喧しい罵倒に、すっかりと意気消沈したフォスターは二日後に、妻とメリーランドの友人を訪ねた。

 テニスが大好きなフォスターは、しかしそこでも座り込んだままで完全な別人のように沈み込んでいた。
社交好きな彼が口もきかず、そして二日後、ポトマック河の傍でフォスターの自殺死体が発見された。
暫しFBIはヒラリーの罵倒が原因ではなかったのかと調べていたことがある。

 これは表面化した事件だが、事情通に拠れば、かのモニカ・ルインスキー、ポーラ・ジョンソン以外の女性問題で、夫のスキャンダルのもみ消しにもヒラリーは「辣腕」を発揮した。こうした経過から女性がヒラリーを嫌う率の方が男性のそれよりも高いことも分かっている。
 選挙本番までにこれほどダークな側面が表面化したのも、アメリカならではの現象といえるだろう。
以上


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