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トルコの軍事クーデターが失敗した最大の理由は何か?エルドアン搭乗機にジェット戦闘機二機がレーザー照射していたのだ。

宮崎正弘氏のメルマガからの転載です。
これから、粛清の嵐が吹き荒れるのか???


「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成28年(2016)7月18日(月曜。祝日)
          通算第4965号
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 トルコの軍事クーデターが失敗した最大の理由は何か
  エルドアン搭乗機にジェット戦闘機二機がレーザー照射していたのだ
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 トルコ軍のクーデターはみごとに失敗した。
 あげくに軍隊の反エルドアン派と見られる軍人が6000名、司法、検察、警察の同調者がおよそ3000名弱も拘束され、むしろエルドアンの権力基盤を強めてしまったのは皮肉というほかはない。

 いやむしろ、クーデターを想定して、反撃のシナリオを周到に準備していたのはエルドアン大統領ではなかったのか。
というのも、以前から軍の反乱の動きは監視され、モニターされていたからである。もともとエルドアンと軍の関係は悪く、緊張関係が続いてきた。

 クーデター側は、このエルドアンの反撃シナリオが準備されていることを事前に見抜けなかった。だから失敗したのだ。

 同じく失敗に終わったソ連最後のクーデターも、静養先のゴルバチョフの身柄を確保した。クーデターとは、その究極の目的は体制のトップを葬り去ることにあり、それに失敗した時点でクーデターは終わりなのだ。サダトの場合は暗殺が目的だった。クーデターの準備はエジプト軍内ではなかった。

 いずれにしても真相は「危機一髪」だった。
軍の首謀者は中途半端な計画で軍を動かしたのではない。失敗すれば死刑は免れないから必死になるのは当然である。アンカラ近郊の三つの空軍基地からは、それぞれクーデター側の戦闘機や武装ヘリが飛び立ち、国会、テレビ局を占拠している。

もともと3月31日の段階で、軍の首脳はロシア情報筋から流れていたトルコ軍のクーデターの動きを否定した。
7月15日の前にも、軍内部に不穏な動きがあることはトルコのメディアによって報道されていた。

 その危機を知覚していたエルドアンは、周囲の護衛を増やし、万一の用意をしていた。
反撃の武器はツィッターだった。これは想定外である。
しかし、エルドアンが発信したツィッターのメッセージは「国民よ、軍をとめよ。町に出よ、戦車を止めよ」であり、かれはいち早く、アンカラを避けてイスタンブール空港へもどって直接指揮を執るという手際の良さを見せた。


▼エルドアン支持者のデモは、組織化が迅速だったのも謎だ

また「市民」がいち早く現場に駆けつけて戦車と対峙し、軍を相手に迅速にデモ行進をしたのも頷けない。組織されたエルドアン側が事前に用意していたトルコ国旗をもって、整然と駆けつけたのではなかったのか。

 じつはクーデター側はF16ジェット戦闘機を二機、エルドアンが搭乗していた大統領専用機を射程内に捉え、レーザーを照射した(アジアタイムズ、7月18日)。
 エルドアンの乗ったビジネス機には二機のF16が護衛していた。

 なぜミサイルを発射しなかったのか。それが謎である。パイロットが内通者だったのか、或いは土壇場の命令がこなかったのか。政府軍の反撃が、クーデター首謀者を先に拘束するか、殺害に成功していたかであろう。

 エルドアンはマルマルス島のリゾートホテルに滞在していた。そのホテルを武装ヘリコプターが襲撃のために降り立ったのはエルドアンが飛び立った後だった。
武装ヘリは爆弾を落とし、銃撃を加えながらマリマリスのホテルに降り立った。クーデター側には25名の反乱兵が乗っていた。
 間一髪の脱出だった。

 真相はこれから徐々に明らかにされるだろうが、現時点で推測できるクーデター vs反クーデター劇の一幕である。


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