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中国共産党、本当の実力者であり、影の実力者が表舞台に出てきた。

3月4日に中国人民政治協商会議(全国政協)が開かれたのをご存じだろうか?
この会議の開幕式で、前代未聞の事件が起きた。事件と言っても、中国人の価値観から見れば事件であり、普通にみれば事件ではないかも知れない。
式典が終わり、最高指導部のメンバーたちが、それぞれひな壇から退場する時に事件が起きた。党の規律検査委員会(共産党の路線の実行や党紀の整頓、党員の腐敗などを監督する機関)主任の王岐山が彼の前を歩く習近平国家主席に後ろから手を掛けて呼び止め話しかけたのである。会場にいた全ての人々は、この光景に異様さを感じた。習近平の部下である王岐山が公の場で主席の権威を蔑ろにする馴れ馴れしい振る舞いをしたのである。
立場や面子を重んじる中国では見かけない光景である。しかも、状況的には王岐山が大衆の前で意図的に行った行為であった。では、王岐山の目的は何だったのか?
そのヒントを示す内容が、3月1日に中国共産党規律検査委員会の公式サイトに論評が掲載された。
その論評は史記の「千人の諾々は一士の諤々に如かず」(何でもはいはいと言って従う千人より正しいと思うことを主張する一人が優れている。)を引用して、指導者は「直言」に耳を傾けるべきだと諭した。タイミングから見て、この論評が諭そうとしている相手は習近平その人である事は間違いない。
更に、興味深いことは、論評を掲載した公式サイトは党の規律検査委員会であり、そのトップを務めるのは習近平の盟友である王岐山である。
その論評の2日後、全国政協の壇上で王岐山が馴れ馴れしい態度で習近平主席を呼び止めた場面を目にして、全国政協参加者は状況を理解した。
中国共産党の「本当の実力者・影の実力者」が誰であるのかが分かったのである。
おそらく、王岐山もこう言う「視覚効果」を利用、計算して意図的に振る舞ったのであろう。
彼は自分の習近平主席に対する優位性を全参加者に示す事が出来た。
習近平主席の就任から3年であるが、中国人が理解する彼の最大の功績は「腐敗摘発運動」であろう。しかし、習主席の功績の全ては王岐山の手柄であった。
そして、いつの間にか王岐山は習近平主席を凌ぐ程の影の実力者にのし上ったのである。
2月には、習近平主席を「核心」として擁立する動きも、今では消え去ってしまった。
本当の実力者が浮上してきたことによって、習近平主席の「独裁者」への道が閉ざされたようである。
国営の新華社通信が習近平主席に対して「最高の指導者」と表現すべきところを「最後の指導者」と誤った表記で記事を配信したり、「核心」(最高指導者)と呼ぶように運動したにも関わらず、その運動は消え去ってしまった。
現在、習近平政権は益々報道や言論の自由を締め付けており、党内では習近平支持派と李首相支持派(団派)と江沢民・上海派に加えて王岐山が浮上し益々、中国共産党内部の派閥闘争が激しくなっている。また、旧指導部の腐敗摘発は頓挫している。
これは日本にとって「対岸の火事」だと言って見ている事は出来ないのである。
この火事によって、日本も巻き込まれる可能性が高いのである。
単に、経済的打撃を受けるだけではなく、中国の伝統的な戦術の一つに、国内の問題で国民の目を外に向けるために、対外的に進出する。つまり、戦争を仕掛けるのである。
既に、日本は何度も中国によって挑発行為を受けているのであり、いつそれが戦闘に発展してもおかしくない状況にあるのである。


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